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2019.04.25 (Thu)

蔵だより NO103 (2019.4)

                女将の蔵だより  NO103 矢野美代子 記

お庭のツツジは日当たりが悪く、5~6年枯れた状態でした。切ってしまおうかと思いましたが、肥料をやり水も与えていました。ふと見るとピンク色の花が咲いています。昨年犬と亀を同時に失っただけに、何か希望が湧いてきました。嬉しいです。さあ、蔵だより読んでくださいね。

      ツーリズム
酒造りの発表の場でもあるツーリズムが3月23、24日ありました。先ずは天気。晴れます様にお祈りしました。当日は良い天気。神様が味方してくれた。と自分なりの解釈。我が家では、「おもてなし」を目標にして、市役所、観光協会、民間企業、ガイドの会等多くのボランティアの方々が蔵の人達と共に2日間皆疲れも見せず頑張ってくれました。毎年遠方からいらっしゃるお客様もいて「チョロちゃんは」と名前を言われる方もあり犬なりにお客様に接していたと思いました。群馬の鏡さんは、三線を持ってこられ演奏して場を盛り上げてくださいます。1年があっという間で「お久しぶり」の声があちこちで聞こえ、「来年も会いましょう」も聞こえます。お祭りでもあるけど、人の輪が広がり「和」でもあるように感じます。今年も無事に終わりほっとした充実感を覚えます。一つの励みとして頑張る気力を頂きました。皆様お疲れ様と同時に感謝致します。

      金泉寺
 金泉寺は佐賀県と長崎県の県境の多良岳の山にあります。以前新聞社のリポーターで最後の「古社寺」取材が太良嶽神社の上宮と金泉寺でした。それまで5年半の取材でしたが、不思議な事に新聞に載った記事の数は何と煩悩の数と同じ108でした。取材で金泉寺に行く途中で山道に迷ってしまった時、犬が出て来て誘導し車道に出た記憶がありこのお寺は特にインパクトが強かったです。話は変わりますが、今から5年前「たつみの蔵修復」の時、私はストレスで参っていました。そんな時金泉寺(空海様の九州修験道場)秋の火渡り案内状をもらい、主人と出かけて元気を頂きました。当時護摩焚きの時炎が「龍」に見えました。もしかして「龍」が見えたらと思い、今年はもうツーリズムも終わったので、気分転換に行こうと早朝から出かけました。護摩焚きを主人が携帯電話で映しました。やはり「龍」みたいな姿が映りました。何人もの方が歓声をあげていました。ふと、朝登山道を歩いていたら、軽トラックに機械を運んで通り過ぎ、こんな山で何をするのだろうと脳裏をかすめました。大祭が終わると、ご住職が「手打ちそばとソフトクリームを用意しています」と言われました。お腹が減っていたので早速おごちそうになりました。すると軽トラックの機械はソフトクリームの機械。凄い。こんな山で頂くのは最高。とても美味しかったです。天気も味方して5年ぶりの金泉寺に満足しました。そして元気に帰りました。山にはエネルギーがあり自然に接する機会を意識的に作りたいと思うようになりました。ご住職様始め関係者の皆様、いろいろとお世話になりありがとうございました。感謝致します。

      習慣
チョロ(犬)が亡くなりましたが、主人は今迄の習慣を無駄にしない為に毎朝7、000歩を目標に歩いています。半信半疑で見ていますが、7か月続いています。それと自然に目を向けるようになりました。良い習慣をつけてくれたと感謝しております。私も頑張ろう!
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17:45  |  女将の蔵だより  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(0)

2019.03.11 (Mon)

蔵だより NO102 (2019.3)

     女将の蔵だより  NO102 矢野美代子 記

 車を止める端っこに、つくしが天に向かって生えていました。「ああ、春だ」毎日バタバタして自然に目をやる余裕さえない自分に気が付きました。つくしの一生懸命生えている姿は愛らしく私に元気を与えてくれました。よし、頑張ろう。そう思い、蔵だよりを書きます。さあ、読んでくださいね。

    宇佐神宮
 ご近所のTさんから宇佐神宮に行かない?とお誘いを受けました。日曜日も蔵は交代で出勤してもらっていますので、私はどうしようかなと考えていました。息子が「出かけていいよ」と言ってくれました。「嬉しい」Tさんは「朝6時30分出発よ。Mさんと一緒に来るからね」夜は遠足みたいな気持ちで熟睡できませんでした。朝出発すると、途中から空に虹が出ています。「これは縁起がいい」と女3人おしゃべりしながら神宮に着きました。広大な境内は、凛とした空気が漂い気持ちが引き締まります。大祭の後、Tさんのおかげで宮司様方とお茶を頂きました。緊張しましたが、とても気さくな方で色々なお話を聞かせてもらいました。その後霊水の出ている場所を散策しました。帰りに、風もないのに1枚の葉っぱが電池を入れた玩具みたいに、「おいでおいで」するように長く揺れていました。私達は「神様が喜んでいらっしゃる」と自分勝手な解釈をして神宮を出ました。気持ちがスーとして1日を満喫致しました。気分転換で頑張る気力を頂きました。Tさん始め皆様に感謝します。

    板粕
 この前「板粕ありませんか?」とお客様がいらっしゃいました。ちょうど300gの小分けがありました。「甘酒にされるのですか?」と聞いたら「粕汁や、焼いて食べるとシミが薄くなり、肌がきれいになりました」とあまりにもツヤツヤされているので、「失礼ですがお年は?」「75歳」本当に綺麗でシミもない。私も「よし頑張ろう」とさっそく粕料理を始めました。私のお勧めは、東京の料理の先生が教えてくれた一品です。板粕と柿のゼリーを合わせ衣をつけフライにして油で揚げます。まるでチーズみたいな感覚です。大根おろしと一緒に食べるのが好きです。また、板粕にお酒とオリーブオイルを混ぜて酒粕パックを作ります。使う量だけ作ります。お風呂で洗顔の後、湯につかり顔に酒粕パックを5分位して洗い流します。翌日鏡を見て「うん、何となく肌がしっとりしてシミが薄くなったみたい?」うふふ。でもお酒の弱い方はしないでくださいね。私にはいい感じです。

    ツーリズム
3月23、24日この地域の蔵開きがあり、蔵のお酒のお披露目です。皆でおもてなしの話し合いをしています。私は使わない襖や障子を大工さんに頼み「つい立」にしてもらいました。物隠しになるようにしました。好きな絵を飾り、又、着物や帯などを掛けミニ絵画みたいにしょうと計画を立てワクワクしています。お時間がありましたらお出かけ下さいませ。皆でお会いできるのを楽しみにしております。たつみの蔵は憩いの場としてゆっくり音楽などもお聞きくださいませ。
14:09  |  女将の蔵だより  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(0)

2019.02.13 (Wed)

蔵だより NO101 (2019.2)

     女将の蔵だより   NO101 矢野美代子 記
 なにげなく、近所の梅の木を見上げたら、白い花がいつの間にか満開になっていました。チョロ吉との散歩がなくなり自然を感じるのを忘れていた事にあわてて気がつきました。「春」が来ている。何か温かい風が幸せを運んできているそんな気持ちになり、蔵だよりを書きたいと思いました。皆様、読んで下さいね。

     新酒が出来ています
 昨年から仕込んだ新酒が次々と出来ています。蔵の中は新酒の香で一杯です。純米大吟醸「権右衛門」も出来上がりました。今年も美味しく出来ています。蔵元として、幸せを感じる時でもあります。管理をきちんとして皆様に届けられる様に努力していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

     サキソフォン四重奏
 ツーリズムでは、私はおもてなしとして「たつみの蔵」で音楽を楽しんでもらっています。毎年、土曜日は深町さん(プロ)のサキソフォンの生演奏です。いつもはお一人での演奏ですが、今年はソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4名で四重奏を演奏してもらいます。私は今までサックスと思っていましたが、ベルギーの楽器修理屋の息子「アドルフサックス」が発明した楽器で、サキソフォンと名づけられたそうです。ツーリズムでは、11時、12時、13時、14時、15時の5回を20分ずつ演奏されます。また5月26日(日曜日)はサキソフォン八重奏を「たつみの蔵」で演奏して下さいます。まだ聞いたことがないのですごく楽しみです。皆様是非お出かけくださいませ。お待ちしています。

     幸せ
 早くも、この鹿島に嫁いで40年を越えました。始めは、お友達もいないし寂しい日々でしたが、子供達が幼稚園に行き出してから、この性格、沢山のお友達ができました。子供から手が離れると今度は近所のお店屋さんと親しくなりました。M紙店に行くといろいろなアイデアを教えてもらいます。又I時計屋さんに修理を頼むと「今ミカン貰ったから持っていって」と持たせてくれたりします。T商店に行くと、近所の方々の集まりで、楽しいお話しを聞かせてもらいお茶を飲みながらほっこりします。94歳のKさんは「ボケ防止よ」と沢山のおかずを私に作ってくれます。私は、この土地に来て皆さんの温かい心に「なんて幸せだろう」と思います。又ツーリズムには、深町さん達の生演奏、大学の友人でNちゃんのご主人達が「三線の演奏」をしてくれます。お客様のT夫妻も24日、蔵を手伝うからね」と言ってくれます。幸せは心次第と言いますが、私はなんと幸せ者だろうと感謝で一杯です。皆様ありがとう。頑張ります。
14:50  |  女将の蔵だより  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(0)

2019.01.29 (Tue)

蔵だより NO100 (2019.1)

   女将の蔵だより   NO100 矢野美代子 記
 新春のお慶びを申し上げます。新しい年を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。NO100に蔵だよりがなりました。継続は力なりと申します。自分でも感無量です。本年もどうぞ宜しくお願い致します。嬉しいです。

     銅像の画像
 我が家の5代目矢野和良さんが当時流行した「鹿島熱」の原因は「水」と考えて上水道敷設を思い立ちます。井戸掘りの専門家を自宅に滞在させ土地家屋を担保に入れ借金しての挑戦。二年にして優良な水源を発見しました。そして上水道は完成しました。その後水源地に銅像が建立されたのですが、戦争で銅像は無くなりました。今は、石碑が建っています。ところがお正月に主人の友人が「戦前のデーターに銅像を写したのがある」と言い持ってきました。早速印刷してもらいました。袴姿の立派な等身大の姿を初めて見て、私も世の為に役に立つ事をしないといけないと思いました。(小さな親切から)和良さんは肥前蔵心純米大吟醸のラベルになっている権右衛門さんの五男です。今我が家があるのもご先祖が地域の為働いて下さったおかげと感謝します。お正月に見ることが出来て感動です。ご先祖様一生懸命働きますので、これからも見守って下さいね。

     家族
 今年は、中国から帰国した長男夫婦も初めてお正月に帰省しました。娘夫婦も来てくれて大家族でにぎわいました。私は大家族で生活していたので、とても嬉しく、昔の事を思い出しました。そして幸せとは、何もなく健康に過ごせる事と実感しました。ただ私達がゆっくりしている間も、杜氏になった次男の元英はお正月もなく、もろみの世話で休みなく働いていました。その後姿を見て「美味しいお酒できますように」祈っています。

     梯子(はしご)
 タンク専用のはしごの下がぐらぐらしていました。以前、蔵で骨折した私は「怪我でもしたら大変」と昔、宮大工のIさんに「はしご」を作ってと頼みました。すると、Iさんが、「奥さん、昔の職人さんの知恵に驚ました。「差し込みの角度、傾き。100年位前のでしょうが、よくこんなのを作れたものですね。ただただ、先人の知恵に敬意を払うだけです」と感心されていました。何も考えずに修繕してと頼んだ私は驚きました。その後、出来上がったはしごに柿渋を塗り、今日の大安の日に使い始めます。後100年持つかな~。Iさんありがとうございます。これで一安心です。それにしてもはしごの価値観が変わりました。感謝
10:41  |  女将の蔵だより  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(1)

2019.01.29 (Tue)

蔵だより NO99 (2018.12)

    女将の蔵だより   NO99 矢野美代子   記
 早いもので、あっと言う間に1年が過ぎ去っています。今年は私にとって色々な事が沢山ありました。まず、中国に住んでいる息子夫婦に会えた事。全国燗酒コンテストで上撰が最高金賞を頂き東京日帰りで賞状をもらいに行った事。大切なチョロ吉(犬)が亡くなったのと同時に亀吉(亀)逃亡した事。京都に夫婦で行けた事。蔵だよりを読み返すとその時の状況が走馬灯のように思い出されます。NO100まではいきませんでしたが、まだまだ続けて行こうと思います。これからも宜しくお願いします。良いお年をお迎えください。 感謝

    お酒の会
 鹿島の料亭「割烹清川」で平成最後の「お酒の会」が12月23日にありました。クリスマス会やら忘年会でなかなか人数が集まらず大変だろうと心配しましたが、当日は多くの方々がいらっしゃいました。東京から来て下さったお嬢さんは「お母さんが一人住んでいるので一緒に楽しみたい」と親孝行の姿に感動しました。又F夫妻は、奥様が中学時代からペンフレンドの金沢のお友達ご夫妻を招待され昔の話で盛り上がっていました。「中学からで40年近く文通しています」と挨拶をされましたが、本当に驚きました。でも、お酒の席で皆様が楽しく過ごしていただけるのは、私達造り手に取まして、幸せを感じる一時でありました。計画を企てた清川様ありがとうございました。皆様ありがとうございました。 

    肩書き
 今まで何もできない私なのに、主人が私を4年前に「専務」にしました。皆さんは、当然息子に「専務さん」と言います。「あのー私が専務です」と言いますと「えー」と感嘆の声。気が重たい日々でした。今回の役員改正で息子が「専務」になり「バンザイ」と喜んでいました。すると、お嫁さんが「女将」と言い始めました。「女将の蔵だより」を書いているせいかもと思いましたが、「女将」と言われると「きょろきょろ」して「あ、そうか私ね」と戸惑う私です。責任がなくなり、さあ、これからは自分らしくやっていこうと思いました。これからも宜しくお願い致します。

    大掃除
 いつも暮の大掃除は、忙しく間に合いません。着なくなった洋服をゴミに出すのは心が痛み、そこで綿は使い捨て雑巾みたいに小さく切りあちこちに置いておきました。気がつけば、窓拭き,棚のほこり取り等ふいていたらいつしか奇麗になり、掃除も楽になり気持ちもいいです。毎日の積み重ねを実感した暮でした。
10:30  |  女将の蔵だより  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(0)
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